新生14ちゃんにおける呪術士について。
分かりにくいと言っていた人が何人かいたから、今さらだけどまとめておく。あくまでβ時点での仕様に基づいているから製品版では変わる可能性も無くは無いけど、たぶん大丈夫でしょう。
まずは用語説明から。
▼アストラルファイア
ファイア系の魔法を使うことで自身に付与されるスタンス。与ダメージが大きい代わりに消費MPも多くなる。効果持続時間は10秒。
▼アンブラルブリザード
ブリザド系の魔法を使うことで自身に付与されるスタンス。与ダメージは少なめだけどMP回復速度が速くなり、MP回復量が多くなる。効果持続時間は10秒。
▼トランス
自身に付与されているスタンスと逆スタンスの1段階目を自身に付与する。リキャストタイムは12秒。
呪術士は基本的に『アストラルファイア』と『アンブラルブリザード』というスタンスを切り替えて戦う。用語に関しては上記を参照。
アストラルファイアが付与されている状態を『+1』、アンブラルブリザードが付与されている状態を『-1』、何も付与されていない状態を『±0』として説明すると以下の様な感じになる。
■ファイアを使い続けた場合、アストラルファイアのスタックが1つずつ溜まっていく
(±0)→ファイア→(+1)→ファイア→(+2)→ファイア→(+3)
■ブリザドを使い続けた場合、アンブラルブリザードのスタックが1つずつ溜まっていく
(±0)→ブリザド→(-1)→ブリザド→(-2)→ブリザド→(-3)
■トランスを使った場合、逆スタンスのスタックが1つ溜まった状態になる
(±0)→ファイア→(+1)→ファイア→(+2)→ファイア→(+3)→トランス→(-1)
■トランスを使わずに逆スタンスを付与させようとした場合、自身に付与されていたスタンスのスタックが対消滅(リセット)されてしまう
(±0)→ファイア→(+1)→ファイア→(+2)→ブリザド→(±0)
スタンスは『アストラルファイア』と『アンブラルブリザード』のみなので間にサンダーを挟もうがスリプルを挟もうが、スタンスには影響しない。無駄なくDPSを上げたい場合にはトランス必須ということ。
低Lv帯の場合だと溜めれるスタック数が1だから効果は薄めだけど「呪術士よわい」とかいう意見が出ていたみたい。でも、Lv20で溜めれるスタック数が2になり、Lv40で溜めれるスタック数が3になり、得られる効果が高くなってどんどんDPS上がるから弱くはないと思う。むしろファイター系DPSと比べると、ファイター系DPSはTP不足でAAしか出来ないという状況に陥ることがあるけど呪術士は『よほどの阿呆じゃない限りはMP切れない=絶え間なくダメージを与え続けられる』から強いと思うけどなあ。
ちなみに以前、よしPがβフォーラムでコメントしていた「ファイア特性Procの確認とキャストとキャストの繋ぎ速度によりけりです」に関しては俺も最初は意味がよく分からなかったから備忘録も兼ねて説明を書いておこうと思うんだけど、それの説明をする上で割と重要な『先行入力』についての説明から。
14ちゃん(に限らず他のMMOでもあると思うんだけど)には『先行入力』と呼ばれるものがあって、キャスト中にも(魔法の詠唱が完全に終了していない状態でも)入力することが出来る。たとえばファイアはキャストタイムが2.5秒だけど、ファイア実行モーションに入ったら2.5秒待たなくても次のファイアを入力出来るイメージかな。言葉にするの難しい……。
要はキャストタイムが2.5秒ならしっかり2.5秒待つ必要は無いってこと。その辺のMOB相手にする場合だったらどうでもいいんだけど、ボス戦とか長期化する戦闘を行う際には差がけっこう出てくると思う。長期化すればするほど差が出る。
そして本題。
「ファイア特性Proc」とは、ファイアを使用した場合に30%で発生する追加効果『次に詠唱するファイガの詠唱時間と消費MPを0にする。効果時間:12秒』というもの。
これを踏まえて……
1. ファイア入力→ファイア実行→ファイア入力(ファイア入力中にProc確認)→Procが掛かっていたら次の入力はファイガにして、Procが掛かっていなかったら次の入力はファイア→繰り返し
2. ファイア入力→ファイア実行→Proc確認→Procが掛かっていたらファイガを入力して、Procが掛かっていなかったらファイアを入力→繰り返し
上記2パターンのうち、どっちの方がDPS高くなるのかは自分で確認してねってことをよしPは言いたかったらしい。
1は先行入力型なのでキャスト間が途切れない=無駄な時間が無い。2はファイア直後に毎回Proc確認作業をしているから、その時間だけ損をしている。
LogRepとか入れて計測した訳じゃないけど、たぶん1の方がDPS出せると思う。
けっこう長々と書いてしまった。長文癖は一生直らない自信がある。